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人材の採用・育成 シリーズ 第5回 《 人材確保 》
前回では、企業にとって必要な能力、また『社会人基礎力』について述べてきましたが、実際にその能力を持った人材を確保できるのか、まず採用市場について特に中小企業にスポットを当てて見ていきたいと思います。
中小企業に対する採用市場の実態
日本商工会議所が実施した調査では、中小企業が希望する人員を採用できない理由では、「希望する能力・技術等を持つ人材の応募がない」 49.6%
「希望する年齢層の人材の応募がない」 25.3%
「求職者が希望する待遇を提供できない」 24.3%
「ハローワーク等からの人材の紹介がない」 12.2%
「自社のPRや募集方法がわからない」 5.6%
「広報・採用活動の経費負担が大きい」 4.7%
等が挙げられました。(出所:商工会議所LOBO(2012.09)(日本商工会議所)
一方で、転職希望者数約600万人のうち、実際に転職したのは282万人と推計されています(平成22年、総務省「労働力調査」より)。
中途採用市場のマッチング機能を強化するとともに、能力発揮や就業希望が実現できていないにも関わらず、様々な理由で転職に踏み切れない労働者が中途採用市場に参加し易くし、採用意欲のある中小企業とのマッチングが図られるよう、市場の整備・拡大を図ることが重要であります。
中小企業にとっては、人材確保する方法としての職業紹介事業者のうち、もっとも身近で、手数料不要のハローワークに対する期待は大きいのですが、望んでいる人材紹介がなかなか受けられない等マッチング機能への不満の声も強い。また、採用活動では、企業の知名度が低く、規模が小さい中小企業は、就職先候補として選ばれない可能性が高く、また、説明会を開催するにしても費用対効果の関係で大企業と比べて最初から不利な状態に置かれています。
このような状況のなかで、中小企業がどのような形で人材確保にむけての方向性をとるかについて次回触れてみたいと思います。